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竹屋旅館 [伊勢の風景]

竹屋旅館

 山田駅前通にあった竹屋旅館を紹介します。長年伊勢の絵葉書を収集していますが、この絵葉書は初めて拝見する物です。ヤフーオークションで入手する際、飯田先生にお世話になりました。どうも有難うございました。なおこのページの写真はクリックすると拡大します。絵葉書の原寸は9㎝×14.1㎝で、印刷は絵画研究会です。


竹屋旅館本店
竹屋旅館01.jpg
 いつもお世話になっています秋田耕司様のHP「近世伊勢参宮名所絵図 山田駅~宇治山田駅周辺」(こちらをクリックして下さい)によりますと、佐伯館と山田館の間、現「静岡屋商店」「たぬきや」付近にありました。

竹屋旅館座敷
竹屋旅館02.jpg

竹屋旅館支店
竹屋旅館03.jpg
 こちらの方が、現在の静岡屋の建物に似ています。「サクラビール」飲んでみたいですね。HP『門司港地ビール工房』によると、大正2年帝国麦酒株式会社により「サクラビール」が醸造されました。昭和に入ると経営が「桜麦酒」「大日本麦酒」へと移りました。「サクラビール」は昭和17年頃まで醸造されていました。平成23年に復刻されたそうです。

現在の様子
DSC02123.JPG
平成27
年12月31日jyugemu撮影

 国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」所収『旅館要録 明治44年後期』(東京人事興信所)には「宿料75銭以上 外宮 竹屋」とあります。また、『宇治山田商工人名録』(実業興信所 大正3年)には、「旅館 豊川町 竹屋 (電話)348 今村六平」とあります。さらに伊勢市立図書館所蔵『宇治山田商工案内』(宇治山田商工会議所 昭和6年)には、「豊川町 旅館業兼飲食店 竹屋 今村貞三 (電話)348」とあります。絵葉書に「竹屋六平」とあることから、今回紹介する絵葉書は大正前後に撮影されたのものと考えられます。
 なお、先述の「近世伊勢参宮名所絵図 山田駅~宇治山田駅周辺」によると、竹屋のから静岡屋商店に変わったとあります。伊勢市市史所収昭和7年頃の山田駅前通の図によると佐伯館と山田館の間は土産物屋・飲食店・一般商店・刀剣屋となっています。さらに、初瀬街道研究家の飯田良樹先生からお送り頂いた『宇治山田市主要旅館案内図』(昭和5年開催の神都博覧会会場が描かれています)には「竹屋 今村貞三 (電話番号)348 豊川町」とあります。
 本店の場所を含め、「竹屋」から「静岡屋商店・たぬきや」への変遷には検討が必要と思われます。
 




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コメント 4

京男

おはようございます。
現在の写真をみると確かにそうだ。
不思議な気持になりますね。
by 京男 (2014-09-24 07:10) 

jyugemu

京男さん有り難うございます。
本文でも紹介しました飯田先生のご教示では他の場所に竹屋は見当たらないそうです。そうすると本店と支店は隣り合っていたのではないかとも考えられます。
ただ写真を見る限り、支店の建物が今に残っているのではないかと思います。
by jyugemu (2014-09-24 20:59) 

常盤万作

よく似ていますね。子供の時(S28年頃)の記憶では同じような店ばかり並んでいた、そんな記憶です。
by 常盤万作 (2014-09-28 17:43) 

jyugemu

常盤万作さん、有り難うございます。
やはり、検討をしなければならないようですね。
当たり前のことですが、旅館街は切妻妻入ではないのが特徴ですね。
by jyugemu (2014-09-28 18:35) 

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