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倉田山歌集 [伊勢の風景]

倉田山歌集

 

 皇學館大學学友会が昭和38年に編纂した歌集を紹介します。

表紙 (原寸縦14.4㎝×横9.3㎝)
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 この本は、いつもお世話になっている名古屋市名東区一社の「すし八丁」の店主阿竹様から頂いたものです。阿竹様のご実家が伊勢の宇治で、今から約50年ぐらい前は皇學館の学生の下宿でもあったそうです。時には、皇學館の学たちが集まり宴会が行われ、店長もその場に呼ばれ学生にギターを弾くよう請われたそうです。そのとき学生の持っていた歌集が『倉田山歌集』です。今回紹介するのは、店長さんのご実家に忘れられたものだそうです。

次にはしがきを紹介します。

はしがき
 歌は、特に青年の心のひびきであります。最近われわれ学生の間に、いろいろの歌をうたふことが盛んになつてきました。そこで本学学友会では、さういふ歌の中から、われわれの歌ふのにふさはしいものを選定することを計画し、多くの諸君の協力を得て、二百数十曲を選びました。それを印刷に付したのがこの歌集であります。
 刊行の時期が、学生寮の竣工の時と合致しましたのは、殊に意義深いものを覚えます。勉学に疲れたとき、野山を逍遙するとき、学友とだんらんのとき、等々、この歌集を良き友として、明るく、楽しく、意気高く、またあるときは国を思ふ熱情をこめて、歌はうではありませんか。
 なほ、編集と刊行とについて、懇切な御助言と御鞭捷を賜りました谷省吾先生、終始労を共にしてくれました青山久※・小沢吉生横地信彦の三君に、心から感謝の意を表します。
昭和38年11月1日  編纂委員長 重村正機

筆者注:※は人偏に叔の字

次に目次を紹介します。

北白川祭主御歌、君が代、皇学館大学校歌、旧神宮皇学館々歌、旧精華寮寮歌
~なつかしい歌~
さくら、花、荒城の月、箱根の山、美しき天然、この道、越天楽、宵待草、太平洋、早春賦、時計台の鐘、城ケ島の雨、平城山、お山の杉の子、浜辺の歌、散歩唱歌、みかんの花咲く丘、もみぢ、浜千鳥、叱られて、夏の思ひ出、牧場の朝、茶摘、我は海の子、夏は来ぬ、鎌倉、海
、砂山、椰子の実、月の砂漠、鯉のぼり、かやの木山、花嫁人形、月見草の花、里の秋、赤とんぼ、あわて床屋、ペチカ、故郷、冬景色
~若人の歌~
若いカ、朝だ元気で、静かな湖畔、出船の港、鉾をおさめて、新国民歌、おぼろ月夜、春の唄、カチューシヤの歌、真白き富士の嶺、草笛の唄、あざみの歌、雪の降る街を、白い花の咲くころ、花言葉の唄、山の人気者、丘を越えて、山小屋の灯、青い山脈、山のロザリア、惜別の歌、北帰行、山男の歌、青年の樹、螢の光、仰げば尊し、朝日子、よろこびの日、美はしき山河、母の歌、富士山、朝、スキーの歌、朝はどこから、虫の声、かなりや、からたちの花、自転車旅行、おヽ雲雀、夜明けの歌、
~ふるさとの歌~
ソーラン節、会津磐梯山、ちやっぎり節、木曾節、デカンショ節、金毘羅舟々、伊勢音頭、桑名の殿様、土佐節、五木の子守歌、中国地方の子守歌、ひえつき節、大漁節、黒田節、おてもやん、阿里屋ユンタ
~大和心の歌~
一月一日、紀元節、天長節、明治節、金剛石、海ゆかば、抜刀隊、元冠、道は六百八十里、来れや来れ、田原坂、敵は幾万、大楠公、婦人従軍歌、勇敢なる水兵、軍人勅諭、海の進軍、決死隊、歩兵の本領、軍艦、戦友、四条畷、日本陸軍、日本海軍、広瀬中佐、児島高徳、橘中佐、水師営の会見、青葉の笛、愛国行進曲、曉に祈る、進軍の歌、荒鷲の歌、若鷲の歌、紀元二千六百年頌歌、艦艇勤務、愛馬進軍曲、同期の桜、出征兵士を送る歌、くろがねの力、蒙古放浪歌、日の丸行進曲、紀元二六百年、露営の歌、大平洋行進曲、愛国の花、星落秋風五丈原、土佐盛節、児島高徳、人を恋うる歌、男なら、今様若葉、ああ玉杯に花うけて、逍遙の歌、都ぞ弥生、琵琶湖周航の歌、南下軍の歌、
~世界の歌声~
アメリカ
アロハ・オエ、オールド・ブラック・ジョー、夢路より、コロラドの月、故郷の人々、草競馬、峠の我が家、おヽスザンナ、冬の星座、星の界、谷間の灯、旅愁、アルプスー万尺、雪山讃歎、金髪のジェニー、家路
イギリス
埴生の宿、故郷の空、庭の千草、アニドローリー、故郷の廃家、暗路、ピクニック、ロンドンデリーの歌
チェコスロバキア
おヽ、牧場はみどり
イタリー
村の娘、登山電車、サンタ・ルチア、ドイツ、野ばら、菩提樹、故郷を離るる歌、ローレライ、シューベルトの子守、モーツァルトの子守、狩人の合唱、乾杯の歌
ロシア
トロイカ、ステンカ・ラージン、黒い瞳の、赤いサラファン
ポーランド
娘さん、別れの曲
スペイン
追憶、
スイス
ユパイディ、おヽプレネレリ
支那
送別の詩
漢詩
九月十日、偶成、大楠公、過零丁洋、回天詩史、川中島、芳野、桂林荘示塾生、大楠公、初至建寧賦詩

なお最終ページに「皇學館大 三千二百六十三番 近※※久」との署名があります。

できましたら、この方にお返しいたしたいと思っています。




奥付
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編集責任者の谷省吾先生は23年11月に亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。 
 

 


 


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コメント 2

京男

こんにちは。
すごい歌のコレクションですね。
最近は、みんなで歌えるものが少ないですね。
人とのつながりも薄くなったし。
by 京男 (2011-12-27 13:59) 

jyugemu

京男さん、いつも有難うございます。

皇學館大学は、戦後神道指令で廃校となりました。
昭和37年に再興、昭和38年に「精華寮」が竣工しました。

私の母校ですが、校歌はほとんど歌ったことがありません。寮歌は今でも引き継がれており、ことある毎に歌いました。

~大和心の歌~というのが皇學館らしいと思います。(歌える曲はありませんが・・・。
by jyugemu (2011-12-27 18:08) 

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