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市街中央展望 [伊勢の風景]

市街中央展望 (宇治山田市)


下の注記:市街中央部展望(右より神都記念館・公会堂・図書館)
       宇治山田市役所発行 〔旧漢字・片仮名は改めました〕

 絵はがき右端上の細長い建物が山田駅(現JR伊勢市駅)の跨線橋、公会堂(中央入母屋造りの建物)の上のビルが商工奨励館(商品陳列所)だと思われます。神都記念館は『伊勢市史』巻末の年表に昭和5年3月創設開館とあります。また、絵葉書表の切手貼附欄には「内国には1銭5厘切手」とあります。はがきの料金が1銭五厘だったのは、明治32年から昭和12年3月31日までです。よってこの絵はがきの写真は昭和5年3月から昭和12年の間に撮影されたものです。(宇治山田駅から撮影されたのであれば昭和6年3月以降となります) 

 神都公会堂と図書館については『宇治山田市史 下巻』「附録 昭和3年4月8日条」に以下のようになことが書かれています。「敷地は昭和2年12月大蔵省所管国有地(刑務所跡)を買い受けたものである。公会堂は神宮司庁所管の奉斎殿を市公会堂に改築する趣旨で移築し、図書館は専売局宇治山田出張所となっていたものを移築したものである。(原文を箇条書きに改めました)」なお図書館については『伊勢市史』によると「常盤町にあった元御師、橋村肥前太夫邸(当時の御師では最古の木造建築であった)の一部」であったと記載されています。さらに、『写真集 明治大正昭和 伊勢 二見 小俣』には、「公会堂は現在の伊勢市観光文化会館、図書館は明倫マーケットの地」とあります。                                                               神都記念館は、『伊勢市史』によると神都博覧会の際に建設された歴史館を、御大典を記念する「大礼記念館」(御物館)とあわせて、市の観光施設として残したものであったそうです。  

現在の様子(平成18年12月30日jyugemu撮影)。            
  
 右のコンクリート建物が伊勢市観光文化会館、その左側が明倫マーケットです。これは、宇治山田駅ホームから撮影したものです。絵はがきは、もう少し高いところから撮影したようです。おそらく駅の塔屋から撮影したもと考えられます。

参考文献                                                       写真集伊勢編集委員会『写真集 明治大正昭和 伊勢 二見 小俣』国書刊行会 昭和61年                                            伊勢市          『伊勢市史』      昭和43年                                                                              宇治山田市       『宇治山田市史』   昭和4年    


タグ:伊勢 市街
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コメント 5

みほ

名のみ聞いていてよく知らないところです。
勉強になります。
by みほ (2007-01-01 21:01) 

jyugemu

みほ様、ご来訪有り難うございました。
神宮のお膝元伊勢市は、観光ガイドには載っていなくても、
魅力的な場所がたくさんあります。
私も、より深く伊勢のことを勉強したいと思っています。
by jyugemu (2007-01-01 21:20) 

thisisajin

明けましておめでとうございます。
今年も楽しみにしております。
by thisisajin (2007-01-02 07:23) 

konatu

近鉄宇治山田駅を降りると昔はこんなに荘厳な建物があったのですね。今もあったら、参拝に訪れた人は、神都を実感したでしょうね。
この駅のそばにある醤油屋さんだか味噌屋さんの建物が古くて好きです。
by konatu (2007-01-02 10:06) 

jyugemu

thisisajinさん
今年も楽しいブログを期待しています。
konatuさん
盛岡城の復元鳥瞰図も興味深いです。
次回伊勢に行く時は、駅前商店街の様子も撮影してきます。
by jyugemu (2007-01-02 11:30) 

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